Q29.どんぐり倶楽部の教育目標って何? |
A29 「絶対学力」あとがきより抜粋 「私は子ども達に、鋭い観察力と深い洞察力を身につけてもらいたいと思っています。 これらの力が身に付けば世界は限りなく素敵な様相を呈してくるからです。 私は、これこそが子ども達への最高の贈りだと思っています。 そして、そのためには 「考える力」が必要なのです。 今年も奈留島(五島列島)の千畳敷で、海水浴がてら石を集めてきました。 誰一人と して見向きもしない石ですが、実は素晴らしい石で、 私には辺り一面が宝の山で し た。 子ども達も私の真似をして、たくさんの石を集めて「きれいだね」 「アヒル さん みたい」「何で丸いのかなぁ」などと言いながら品評会をしていました。 それぞ れに 集める基準が違うので、それぞれに面白かったようです。 些細なことですが、ここでも子ども達はうっすらと自分で自分の基準 (選択基準・判断基準)を作っています 。 多 くの場面において、自分自身で判断基準を創り出すことができると 人生は一気に 素敵なもの・有意義なものになります。 私は子ども達に自分の人生を楽しめる人間になってもらいたいと思っています。 そして、その基礎力が考える力であることは言う までもありません。 教育とは、決して知識の切り売りなんかではありませんし、 問題の処理方法を教えることでもありません。 教育とは学力を育むことです。 そして、親であ る以上、あるいは教育者である以上は、 間違っても「知識=学力」あるいは「処 理能力=学力」などと思ってはいけません。 学力とは人生を有意義なものにする必要不可欠な考える力のことなのです。 教育は子育ての一環です。保護者も教師も教育者で す。 ですから、子どもと接する機会のある人は誰もが「教育とは何か」を 真に分かっていなくてはいけません。 教育とは人生を楽しむことが出来る力を育てることです。 一人一人が自分独自の判断基準を創り出すことが出来る力を育てることです。 そ して、学力とはこれらの様々なものの見方・考え方を理解できる力のことです。 |